ひきこもりのためのサバイバル術~安心して老後を迎えるためにすべきこと~
中高年のひきこもり支援と言えば、今まで就業支援や自立支援など、その生活習慣を完全に変えさせて外に出させることに対策の重点が置かれてきました。しかし、ひきこもり生活が長い人の中には、極端に人付き合いが苦手だったり、体力がなくてハードな仕事を続けられないなど、心身的に社会活動が不向きな人も多いのも事実です。
今回は、そんなひきこもりの人達が、老後も安心して暮らしていけるための手段と、今から行うべき対策を、重要度順に紹介していきたいと思います。
Contents
ひきこもりの人がひきこもったままでも生きていけるための手段と対策法
現在、国内では推定100万人以上の人がひきこもり状態にあると言われています。
その中には、ひきこもりの長期化で、就業や外出が困難になっているケースも多くあります。
もちろん、就業や社会参加など、ひきこもり生活を卒業して、新たな道に踏み出していける人もいるでしょう。
しかし、ひきこもりの人は、元来、繊細で人付き合いが苦手だったり、そもそも外で長時間働くための身体的な力が備わっていないケースも多く、一旦、社会に出て就労しても環境に適応できず、再びひきこもり生活に舞い戻ってしまう人も少なくありません。
もちろん、そういう方達も、たとえ、家の中であっても、生きる喜びや価値を見い出すことは出来るし、どんな暮らしや生き方をしていても、人はみんな尊い存在だと私は思っています。
ただ、課題として、経済的支援をしてくれる親は年老いていき、自身の老後、どうやって経済的な面で生活を成り立たせていくかという問題に取り組む必要があります。
今後、自分や自分のお子さんが、自立できるかも知れないけれど、もしかして、ずっとひきこもりのまま一生過ごすかもしれない、そういう可能性を感じる場合、この問題に取り組むのは、早ければ早いほど良いです。
ひきこもりの老後のためにまず確保したい条件 持ち家と年金
ひきこもりの人が安心して老後を暮らしていくためには、どうしても可能な限り死守したい条件があります。
それは、持ち家と年金の確保です。
持ち家の重要性
現状でひきこもれるくらいの経済的支援が受けられる立場にある人は、たいがい実家暮らしか親に持ち家のある方が多いと思います。持ち家は、絶対に老後に向けて死守したい条件です。
なぜなら、年老いて安定した収入の見込めない人が住宅を借りるのは、保証の問題などからもきわめて困難であるからです。また、特に首都圏などでは、どんなに安い物件でも、毎月の家賃出費は、老後も安定した収入が見込めたり、現役時代に一定以上の期間厚生年金に加入していない限り、国民年金だけの収入からは捻出することが難しくなるのです。
可能であれば、持ち家とご両親が亡くなった際に、その修繕費や固定資産税を支払えるくらいの遺産を生前贈与などの形でもらうことが出来れば良いと思います。とにかく、持ち家は、最後の手段の生活保護の申請に至る前の絶対条件だと言えるでしょう。
国民年金に加入して老後の安定した収入を確保する
また、国民年金に加入しておくことも、ひきこもりの人の老後対策には必須条件です。現在の見立てでは、65歳から毎月6万円余りを受給できる計算になっており、今後はこの金額が減ることも予想されますが、加入しないで受給額がゼロになるよりも、預貯金を減らすことなく毎月決まった額の収入を確保出来ることは非常に大きいです。
そして、ここでも余裕があれば、国民年金基金（自営業者向けの年金のイメージですが、実は無職でも入れます）やＮＩＳＡ，イデコなど、国民年金にプラスして積み立てられる公的制度をぜひ検討してください。国民年金だけでは心許ない老後の資金を充実させることが出来ます。
自宅でネットを使って簡単に稼ぐ~アンケートモニターとポイントサイトの活用がオススメです~
年金の支払いやその他の老後のための必要なお金の工面を、親に頼るばかりでなく、自分でも確保したい、そう思った時に、すぐに自宅にいながらお金を簡単に稼げる方法がいくつかあります。
当サイトでも紹介していますが、自宅で簡単に稼ぐ方法としては、アンケートモニターやポイントサイトを活用するのが最もオススメです。
誰でもすぐに稼げる「アンケートモニター」
アンケートサイトは、稼げるサイト最低でも10社ほどに登録すれば、毎日更新されるwebアンケートに回答するだけでポイントがもらえます。また、首都圏在住で外出することが可能な方は、座談会や会場調査など、会場に足を運んでアンケートに参加するのもオススメです。1件1時間から2時間ほどの所要時間で、3000円から10000円（交通費込み）ほどの謝礼がもらえます。ポイントは金融機関への振り込みで現金化も出来るし、他のポイントとの交換も可能です。初心者でも月に1万円~2万円ほどなら、すぐに稼げるようになるし、会場に出向いて参加するアンケートなどにも積極的に参加できるようになれば、月5万円ほどの収入も得られるようになります。
家族も巻き込んでポイントサイトを活用しよう
また、ポイントサイトの活用もオススメです。
ポイントサイトは、ポイントサイトに掲載されている企業広告を経由して通販サイトなどを利用することで、企業がポイントサイトに支払われている広告費の一部が私たち利用者に還元されるシステムになっています。報酬はポイントとして支払われ、アンケートサイト同様に、金融機関への振り込みや他のポイントへの交換が可能です。
普段私たちがよく利用している通販サイトの多くも、これらのサイトと提携しているので、通販を使う際は、ぜひポイントサイト経由でおこなう習慣をつけてください。
また、どうせ実家にいるなら、親も巻き込んで利用しましょう。例えば、高齢で免許を返上して、普段の買いものに不便を感じているネットが使えない両親に代わって、LOHACOなどの通販サイトをポイントサイト経緯で利用して、日用品をまとめ買いして送ってもらうのはどうでしょうか。
家電が壊れて買い換えるとなった際も、あなたの出番です。ポイントサイト経由で家電量販店やメーカーのサイトで買えば、金額が高い買い物も多いので、それだけ還元されるポイント額も大きくなります。
重たい荷物を持つ必要もなくなった両親には感謝され、もちろんポイントももらえて願ったり叶ったりです。
また、家にいて時間があるのなら、これらのサイトをブログやＳＮＳで紹介して友達紹介の登録料やアフィリエイト報酬をゲットしていくのも大きな収入につながる可能性があります。私の知り合いでも、実際、この方法で、月に数十万円~数百万円ほどの収入を稼いでいる方も何人かいます。
もちろん、すぐには大きな収入につながりにくいし、かなりの労力も伴いますが、時間に余裕があり、粘り強く凝り性のひきこもりの人にはぴったりの収入確保法だと思います。
とにかく、アンケートやポイントサイトなどを活用すれば、老後の資金を獲得でき、少しでも自分の食い扶持を稼ぐことが出来れば自信にもつながるし、毎日の張り合いも生まれて一石二鳥です。
健康を死守すること~予想外の医療費出費を避けるために今から気を付けておくべきこと~
老後を一人で生きていくためには健康な体でいることは非常に大切です。
もちろん、病気になって苦しむのはイヤだという理由が一番大きいですが、病気をすると、予想外の大きな出費がかさんでしまいます。
特に、歯と目と骨に関しては、日頃のケや心がけによって大きくその状態が変わってくるので要注意です。
入れ歯やインプラントの治療費はバカ高い
歯は、だいたい50歳を過ぎた頃から、歯周病などで歯を失ってしまうケースが見受けられます。その場合、失った自分の歯の変わりに、入れ歯やインプラントを選択することになるのですが、少なく見積もってもそこでは1本あたり10万円単位での出費が発生してしまいます。私も自分自身の歯はまだ大丈夫なのですが、母が歯を失っていった過程を見てきただけに、人ごとには思えません。
歯を失ってしまう状態をなるべく避けるためには、毎日のセルフケアが大事です。ただし、普通に歯磨きしているだけでは、歯周病の原因となる歯垢を除去することは出来ません。歯の間の汚れはフロスを使ってきれいに落とさないと、口の中の60％の歯垢しか除去出来ないのです。歯垢除去力の高い電動歯ブラシ＋フロスの使用が必須です。特に電動ブラシは、最近は歯にあてるだけで表面の汚れをきれいにする優秀な製品が多く出ています。
また、40歳を過ぎれば半年に1回は、歯科で定期検診とクリーニングを受けるようにしてください。どんなに完璧に磨いても、自力ではケアしきれない部分もあるので。ちなみに、定期的に歯科医院の受診を受けている人は、受けてない人よりも80代で4倍の本数の自分の歯を維持できているという研究結果も出ています。
普段質素倹約をされている方も、歯にだけは、ぜひお金をかけるようにしてください。歯を失うことでの出費よりははるかに安上がりだし、自分の歯でいつまでもおいしく物を食べられるのは代え難い価値のあることです。
スマホやPCで酷使している目の状態
どうしても家に引きこもっていると、1日中PCやスマホなどのネット環境にさらされいる方も少なくないと思われます。特に液晶画面を見続けると、目を酷使してしまい、近視の悪化やブルーライトの影響を受けやすくなります。ブルーライトカット商品は専用の眼鏡の他、PCやスマホに貼るフィルムなどがありますが、ただで行う方法もあります。画面のブルーの色彩を調節するだけで、強い光を回避できるのです。また、ブルーライトは、加齢黄斑変性や白内障などの一因になることもあります。これらの病気の予防の一つに、ブルーライトを避けることやサプリによるルテインの摂取も推奨されています。
日光に当たらないことによる骨の健康阻害
引きこもりで心配なのが、日に当たらないことでのビタミンD不足です。ビタミンDは、カルシウムとともに、骨の生成に欠かせない成分です。これが十分摂取できていないと、いくらカルシウムだけを摂っても丈夫な骨を生成することで出来ません。骨が弱いと、ちょっとした衝撃で骨が折れてしまい、高齢の場合、寝たきり状態に陥ることも少なくありません。身寄りのない状態で介護を受けるリスクは、金銭的にも精神的にも避けたいものです。
そうしたリスクを回避するためにも、カルシウムと共にビタミンDの摂取が必須なのです。
ビタミンDは、普段の生活の中で日光を浴びることで必要な量を体に取り入れることが出来るのですが（通常、1日に数十分間、日の光を浴びることでOK）、ずっと家にひきこもっているとそれが叶いません。この点が引きこもりの人にとって要注意なのです。
しかし、幸いなことに、ビタミンDは食べ物からでも摂取出来ます。鮭、ウナギ、シラス干しなどに多く含まれています。特に鮭は、一匹で2日分のビタミンDが摂取できます。コラーゲンもたっぷりで日焼けでシミになるのがイヤだしという女性にも、オススメのスーパーフードです。日光を浴びない代わりに、これらの食品を多めにとって、ビタミンDを必要量摂取するようにしてください。
また、丈夫な骨造りのためには、運動も必須。自宅でのスクワットやトレーニング、近所のコンビニへの買い物など、日常のちょっとした行動を心がけてみてください。
ひきこもりが安心して老後を送るための対策 まとめ
・引きこもりが老後も安心して生きていくためには、持ち家と国民年金の加入が必須条件。
・自宅で簡単に稼ぐには、アンケートモニターとポイントサイトの活用がオススメ。
・老後を安心して生きるためには、予想外の医療費の出費を避ける必要があり、特に歯と目と骨の病気については、日常の生活の中で普段から気をつけておくことで予防できることも多い。
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